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Moto2オーストラリアGP バルタス怒涛の追い上げで6位、カネットもトップ10入り

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

MOTORISTS合同会社は、ファンティック・レーシングが参戦したMotoGP第19戦オーストラリアGP Moto2クラスの結果を発表した。

同チームのバリー=バルタス選手は驚異的な追い上げで6位、アロン=カネット選手が9位でフィニッシュし、両名が揃ってトップ10入りを果たした。困難な天候と路面状況のなかでのレースとなったが、チームは的確な判断と迅速な対応で安定した結果を残し、チームランキング首位を堅持した。次戦マレーシアGPへ向けて、さらなる好成績が期待される。

目次

オーストラリア GP:フィリップ・アイランドでバルタスが素晴らしい追い上げを見せ、6位フィニッシュ。カネットはトップ10で終える

オーストラリアGPは、ファンティック・レーシング・チームにとって激しい戦いとなった。バルタスが見事な追い上げで 6位チェッカーを果たし、カネットはトップ集団での激戦を繰り広げ、堅実に走り切りトップ10でフィニッシュした。

MotoGP 第19戦オーストラリアGPが、10月17日から19日にかけてオーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、Moto2クラスに参戦するファンティック・レーシングのバリー=バルタスが6位、アロン=カネットが9位を獲得した。

オーストラリアGPの週末は、Moto2クラスにとって難しいコンディションとなった。金曜日午前中のフリープラクティス1はウエットパッチが残る路面状況で始まり、午後のプラクティスにはドライコンディションに回復した。

強風や断続的な雨、そして常に変化する路面状況が、グリップのマネジメントをとりわけ難しいものにした。こうした天候や路面コンディションといった条件はすべてのライダーに平等であるとはいえ、日曜日の決勝レースに向けてセッティングや走りを詰めていくことが難しい状況であることは確かだった。

金曜日のプラクティスでは二人のライダーがそろって Q2 ダイレクト進出を果たしたが、土曜日は天候の影響を大きく受けた。フリープラクティス2では序盤に雨が降り、徐々に路面が乾いていく複雑なコンディションだった。このセッションで、バルタスは4番手タイムを記録し、カネットは無理をせずに計測ラップを行わないという賢明な判断を下した。

午後のQ2はドライコンディションで行われたが、カネットが1回目のコースインのアタックラップで、4コーナーで転倒を喫する。Moto2クラスはスペアマシンを持たないため、転倒を喫したマシンを修復しなければ、再びコースインすることはできない。しかも、予選時間はわずか15分間である。

しかし、チームマネージャーのロベルト・ロカテリに助けられながら、カネットは自らマシンを押してピットに戻ると、ファンティック・レーシングのメカニックたちは10分足らずでマシンを再び走れる状態に整備した。まさに“職人技”の復活劇である。そして、コースインを果たしたカネットは、最後のアタックで8番手タイムをたたき出した。バルタスは10番手を獲得し、ファンティック・レーシングの二人のライダーは、ともにトップ10以内から決勝レースに臨むこととなったのである。

日曜日は天候に恵まれたが、海に囲まれたフィリップ・アイランドらしい強風に見舞われた。スタート直後、カネットは素早くポジションを上げ、すぐにトップ集団に加わった。レース全体を通してカネットは安定したリズムを維持し、9位でフィニッシュ。チャンピオンシップにおける貴重なポイントを獲得している。

一方、バルタスは圧巻の走りを披露した。バルタスは1コーナーでの接触により、一時は23番手にまで後退する。しかし、そこから驚異的な追い上げを開始したのである。バルタスは上位陣とそん色ない1分30秒後半から31秒前半のタイムを刻み、周回を重ねるごとにポジションを上げ、13周目には10番手に浮上。驚異的だったのは、これほどにポジションを上げ、攻め続けていたにもかかわらず、バルタスのレースペースが終盤まで落ちなかったことだ。残り5周で8番手に浮上し、最終ラップではチャンピオンシップのランキングトップであるマヌエル・ゴンザレス(リキモリ・ダイナボルト・インタクトGP)をかわして6位でチェッカーを受けた。あらためて、そのポテンシャルと闘志を証明したのである。

二人のライダーがトップ10でフィニッシュしたことで、ファンティック・レーシングはチームランキングのトップを維持したまま、残り3戦に挑む。

次戦の第20戦マレーシアGPは連戦で、10月24日から26日にかけて、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われる。チームは引き続き全力で取り組み、ランキング上位での戦いを続ける。

バリー=バルタス:
今日の結果には間違いなく満足しているよ。けれど、もう少し上を狙えたとも思う。また今日も、優勝の可能性があったんだ。けれど、1コーナーで他のライダーと接触して、最後尾あたりまで後退してしまった。そこからゴールまで、ひたすら全力でプッシュしたよ。全体的に見て、本当にいいレースだった。たくさんのライダーを抜きながら走るのはいつも気持ちがいい。

6 位という結果は理想的ではないけれど、何も得られないよりずっといい結果だ。マシンは今回も素晴らしかったし、レースを本当に楽しめた。今季のベストレースの一つだったと思う。来週、また優勝のチャンスがあると思っているよ。

アロン=カネット:
今日は厳しい一日だった。週末を通して全力を尽くしたけれど、レースではその努力を結果につなげることができなかった。フロントのフィーリング不足も影響した。週末を通して素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。気持ちを切り替えて1週間後の次戦に集中したいと思っている。

ロベルト=ロカテリ(チームマネージャー):
バリーは素晴らしいレースをしました。1コーナーで接触し、外に押し出される形になりましたが、そこから表彰台と同等と言っても過言ではない、見事な追い上げを見せてくれました。今日のレースは(セナ=)アギウスのような優勝できるレースではなかったけれど、明らかにバリーには2位、3位争いをするスピードがあったと思います。

アロンについては、週末を通して100%ではなかったですね。レース序盤の数周のあと、少し後方で他車の動きを見ながら走る展開になりました。タイヤがすでに消耗していたため、ポジションを上げてトップグループに近づくチャンスがなかったのです。それでも集中を切らさずに完走しました。

私たちは挑み続けます。残り3戦、上位を争い続けることが目標です。

■Moto2クラス チャンピオンシップ ランキング

■ライダープロフィール
アロン=カネット
1999 年9月30日生まれのスペイン人。2016年にロードレース世界選手権Moto3クラスデビューを果たし、2019 年にはランキング2位を獲得。2020年、Moto2クラスにステップアップ。2024年にファンティック・レーシングに移籍し、ポルトガルGPで初優勝を飾った。このシーズンは小椋藍に次ぐランキング2位を獲得。2025年、チャンピオン獲得を目指す。

目下、最大の目標は「世界チャンピオンになること」。幼少期は父親からカートを与えられたが、「バイクのほうがいい」と言って乗り始めた。その当時からゼッケン「44」を使用している。

バリー=バルタス
2004 年5月3日生まれのベルギー人。2020年にMoto3クラスデビュー。2022年にMoto2クラスにステップアップした。初表彰台は2024年のカタールGP。この年、オートレース宇部レーシング・チームから鈴鹿8耐にも参戦している。2025年、ファンティック・レーシングに移籍し、表彰台の常連になりつつある。なお、9月13日に2026年もファンティック・レーシングからMoto2クラスに参戦することが発表された。

バルタスの父親がバリー=シーン(伝説的イギリス人WGPチャンピオン)の大ファンで、そのためにバルタスは「バリー」と名付けられた。ゼッケンの「7」もこれに由来するもの。

リリース提供元:MOTORISTS合同会社

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