56racingは、2025年全日本ロードレース選手権第7戦MFJ-GPにおいて、J-GP3クラスに参戦する富樫虎太郎選手が雨の決勝レースを13位で完走したと発表した。
同選手は、悪天候による難しいコンディションの中、序盤は上位をうかがう走りを見せたものの、ペースをつかみきれず苦戦。だが彼らしい冷静さを維持し、無事に13位でゴールとなった。また、レース直前にマレーシアのセパンサーキットで行われた、若手オートバイライダーを育成するための選手権「イデミツ・アジア・タレント・カップ(IATC)」2026年度のオーディションに合格した。次世代を担う若手ライダーとして今後も期待だ。
全日本ロードレース選手権第7戦鈴鹿サーキット【 J-GP3:決勝レース】
2025年10月26日 天候:雨 コースコンディション:ウェット
2025年全日本ロードレース選手権第7戦MFJ-GP が、10月25日・26日に三重県・鈴鹿サーキットで開催されている。10月26日は朝にウォームアップ走行が行われ、10時5分から13周で決勝が開催された。
天気予報通り、前夜から雨がコース上に降り続き、気温17.2度、路面温度18.4度という肌寒いコンディションの中、8時から15分間のウォームアップ走行が実施された。このセッションで富樫虎太郎選手は、計測1周目に2分44秒854で11番手につける。2周目に2分41秒218、3周目に2分40秒005をマークして10番手に浮上。ラストラップでは2分39秒237のタイムを出し、13番手で朝のウォームアップ走行を終えた。
気温18.0度、路面温度16.7度というコンディションの中、雨のため決勝レースは2周減算され、12周となる。スタート前のウォームアップ走行では、富樫選手が先頭集団に加わりながら決勝のペースを確認。130R手前でトップに立ち、全力で決勝ペースをつかもうとする姿が見られた。
いよいよ決勝がスタート。うまく飛び出した富樫選手は、4番手で1コーナーに進入。1周目を終えてメインストレートに戻ってきた時点では9位。そこからペースを上げようとするが、タイムは2分40秒〜39秒台。5周目には11位、6周目にはなんとか10位に上げようとトライするも、周囲が2分38秒〜37秒台へペースアップする中、富樫選手は39秒台にとどまり、終盤には13位まで順位を落とす。そこから前車に引っ張られる形で2分37秒台に上げたものの、順位を上げるまでには至らず、13位でゴールとなった。

【 コメント】
■J-GP3 #50 富樫虎太郎
朝のウォームアップは、昨日からさらにセットを変えていたのでその確認をしました。コンディションに合わせて少しアジャストしたのですが、それが合っているのかどうかはまだ分からないままセッションを終えました。決勝に向けてさらに少しセットを調整しましたが、自分の走りとしては最後までうまくつかみきれずに終わった感じです。ウォームアップでトップに立ったのは、挑戦する姿勢というか、戦う気持ちを作るためでした。スタートは悪くなかったのですが、プッシュを続けても自分のペースが上がらず、必死に走ってもどんどん抜かれていき、「みんな、どうしてそんなに速いんだ?」と考えながら走っていました。最後にペースが上がった理由も自分では分かりません。ずっとプッシュしていたので、何か特別な変化があったわけでもありませんでした。これが最終戦ということで、完走したい気持ちが強く、転倒を恐れてしまった部分もあったかもしれません。結果的に、西日本のレースはすべて雨になってしまい、自分の弱点が出てしまったと思います。ミニバイクコースでの練習では雨でもうまく走れるのですが、フルコースになるとなぜかうまくいきません。そのあたりの克服が今後の課題です。来年は「全レースが雨になるかもしれない」というくらいの危機感を持って、シーズンオフの練習に取り組みたいと思います。
■SDG Jr. 56Racing 中野真矢監督
今日は雨になってしまい、本人にとっては修行のようなレース日になってしまったと思います。おそらく、レースでこれほど抜かれたことは今までなかったでしょう。結果として13位というリザルトは残念ではありますが、雨での経験不足がダイレクトに出たレースだったと思います。セッティング云々というよりも、まずは雨の中での自信をつけていくことが課題です。最後に抜かれたあと、彼はペースを上げました。普通のライダーなら、あれだけ抜かれると焦ってペースを乱し、転倒してもおかしくない状況でしたが、何とか転ばずに戻ってきてくれました。そこは彼らしい冷静さが出たと思います。
ウォームアップランでトップに立ったのも、レース前の流れをつかむために「1周目、2周目が大事」とアドバイスしていたことを、彼なりに実践してくれた結果だと思います。こうした課題を今後どう克服していくかが、我々育成チームの永遠のテーマであり、真価が問われる部分だと思います。しっかりサポートを続けていきたいです。週末を通してドライコンディションでは素晴らしいタイムを出せましたし、練習走行でも好調でした。予選でも2番手を獲得し、総合的には非常に良いウイークだったと思います。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
全日本ロードレース選手権第7戦鈴鹿サーキット
【Photo Gallery 10月26日】



全日本ロードレース選手権第7戦鈴鹿サーキット
【10月26日 J-GP3 決勝レース 結果】

「イデミツ・アジア・タレント・カップ(IATC)」のオーディションで、2026年度のメンバーに見事合格
また、富樫選手は、レース直前にマレーシアのセパンサーキットで行われた、アジア・オセアニア地域の若手オートバイライダーを育成するための選手権、「イデミツ・アジア・タレント・カップ(IATC)」のオーディションで、2026年度のメンバーに見事合格したことも併せてご報告申し上げます。
来シーズンは、スケジュールに合わせて「全日本ロードレース選手権」と「イデミツ・アジア・タレント・カップ(IATC)」両方での参戦を予定しておりますので、引き続きご支援・ご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


リリース提供元:56racing







