タイのドラッグレースをレポートします。インドネシア同様、タイでも小排気量の2ストロークバイクが主流でした。白煙とカストロールの匂いは、日本の80年代を知るライダーなら懐かしさが込みあげてくることでしょう。東南アジアらしく、ここでもレースはギャンブル。お金を賭けるからこそ大いに盛り上がります。タイの熱気とギラギラした雰囲気をお届けします。
金を掛けないレースなんて単なる駆けっこだ!
タイではドラッグレースが盛り上がっています。ギャンブル要素が強く、ロードレースよりもドラッグレースの方が身近です。国内にはたくさんのドラッグレース場があり、それに伴うイベントが存在しています。知名度が高いイベントだけでなく、タイ人ですら理解できないレースもあるようです。
チューナーの腕が勝敗を左右する
ここはタイ南部、マレーシアの国境近くのコース。バンコクから1000kmも離れたローカルな場所です。瞬発力が勝負を左右する直線番長のドラッグレースでは、ライディング・テクニック以上にマシン・コンディションが重要になるため、辺境の町にも有名なチューナーは存在しました。
運動のノリでスタート!
シグナルが変わると「よーいドン!」という感じでスタートしました。鼓膜が破れるほどの爆音です。KKR150 ニンジャがメインですが、NSR150もちらほら見かけます。みんな素朴な笑顔でバイクが大好きなことが伝わります。とても清々しいですね。
バンコク西部 マジメすぎるレース
バンコク西部にある有名なサッカー場の敷地内で公式なレースが行われていました。IRCやDIDなどの大きな企業がスポンサーになっているだけあり、チューニングレベルはかなりのものです。メカニックは勝利を目指してエンジン調整に余念がありません。ただし、ここまでガチガチにやると面白みに欠けるのは当たり前。お客さんの姿はまばらでした。
X-MAXだらけのドラッグレース
バンコク西部のスクーターのイベントです。参加マシンのほとんどがヤマハ・X-MAXなので、そのためのイベントなのかと思いました。タイではギア付きのバイクよりスクーターがストリートのメインだそうで、ダントツでX-MAXが人気です。日本では排気量250ccですが、タイでは300ccを誇り、ビッグバイクとして扱われています。
スクーターでのドラッグレースは迫力不足ですが、思ったよりスピードは出ていました。夜にはレーザー光線が放たれる素晴らしい演出も。今後、スクーターレースが伸びる可能性は十分にありそうです。
明日の仕事なんて関係ねぇ!
バンコクのドラッグレース場では、日曜日の夜にレースを開催しています。気温が下がる夜の方がエンジンの調子がいいらしいです。深夜まで盛り上がっていますが、月曜日は仕事がないのですかね?
女の子も男の子もいっぱいいます。色気のあるお姉ちゃんが輝いていました。さすが「微笑みの国タイランド」。みんな笑顔です。
しんたろう炎の動画「鼓膜が破れるほどの2ストサウンド!ドラッグレースアジア!」には、タイの熱気が収められています。国や文化は違いますが「バイクが好き!」という気持ちで繋がれています。大手メディアでは見ることができないバイクシーンをチェックしてください。
注目のバイク動画を紹介!
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この記事では、動画「Shintaro.Nakayama 炎のしんたろう」チャンネル協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。ジャンル&排気量を問わず、さまざまなバイク情報を取り上げています。