2024年11月19日、フォルクスワーゲンから新型「ティグアン」が発売されました。
歴代ティグアンの要素を引き継ぎつつ、先進技術が注がれた新型ティグアンを、フォルクスワーゲンは「全方位に進化を遂げた新世代のSUV」としています。
そんな新型ティグアンに対して、SNSではどのような反響が巻き起こっているのか深掘りして紹介していきます。
洗練されたデザインの内外装
先代モデルから一新された新型ティグアンのエクステリアは、フォルクスワーゲンの新しいデザインコンセプトに沿って洗練されたデザインが特徴です。
まず、ボディ全体にわたるシャープなキャラクターラインやボクシーなフォルムは、SUVらしい力強さと上品さを兼ね備えているとされます。
このボディは全長と全高が先代モデルから書き題されており、荷室容量の拡大に貢献しています。
さらに、インテリアには、デジタル技術を駆使した空間が広がります。
15インチの大型タッチディスプレイを中心とした新世代インフォテイメントシステム「MIB4」は、音声入力にも対応して操作性とレスポンスが向上し、ドライバーと乗員が直感的に操作しやすくなりました。
また、30色から選べるアンビエントライトやオプションに用意されたハーマンカードンのサウンドシステム、上位グレードの運転席に標準装備された「3ポイント・空気圧式リラクゼーション機能付シート」などにより、車内空間はより快適になったといいます。
SNS上では、これらのデザインや機能に対して「外観デザインがスタイリッシュで惚れ惚れする」「先代よりインテリアが上質になった」といった高評価がみられました。
一方で、「オーディオ以外ソフトウェアは使い勝手が悪く、バグもある」といったソフトウェアの完成度に対する不満も少なくありません。
さらに、「スマホのワイヤレス充電をするためにFMラジオを起動しなければならない」といった、奇妙な不具合の報告も見受けられます。
アーキテクチャを一新して進化した走行性能
新型ティグアンは、従来の「MQB」アーキテクチャを進化させた「MQB evo」を採用しています。
これにより、先代よりも進化した装備を取り入れられるようになり、プレミアムSUVとしての魅力を高めているとされます。
たとえば、上級グレードでは従来のマトリックスヘッドライトは「IQ. LIGHT HD」へ進化し、繊細な制御が可能な片側1万9200個の高精細なマルチピクセルLEDが、夜間走行がより快適になるようサポートしているそうです。
さらに、2バルブ独立制御式のアダプティブシャシーコントロール「DCC Pro」を搭載するグレードは、ダイナミックな走りと快適性の両立を、さらに高いレベルで実現しています。
また、ティグアンはアダプティブクルーズコントロール、同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」やレーンキープアシストシステムなど、長距離の運転でもドライバーの疲労を軽減する先進的な運転支援システムを搭載しています。
パワートレインには、ティグアン初の気筒休止機構と48Vマイルドハイブリッド機構を備える1.5Lガソリンエンジン「eTSI」(FWD)と、日本でも人気の高い2.0L TDIクリーンディーゼルエンジン、そしてそれぞれにフルタイム4WDシステムを組み合わせた「TDI 4MOTION」が導入されています。
これらのパワートレインや走行感に対し、SNSでは「マイルドハイブリッドは出だしの加速が素晴らしい」「ディーゼルエンジンの静粛性とパワフルさに驚いた」といった、ポジティブな意見が多くみられました。
また、DCC Proについても「アダプティブシャシーコントロールのおかげで、どんな道でも快適に走れる、乗り心地がよい」との声が上がっています。
このように、フォルクスワーゲンの新型ティグアンは、多くのユーザーから先代よりデザイン、走行感、安全性などの各部で進化を遂げたSUVと評価されているようです。
SNSでも洗練されたデザインや上質なインテリア、そしてプラットフォームの刷新などで先代からさらに磨きのかかった走行性能や乗り心地が評価されていました。
一方、ソフトウェアの完成度を中心にネガティブな意見も散見されており、今後フォルクスワーゲンがこれらの意見を反映し、新型ティグアンを改善するのかに注目が集まります。