ドゥカティジャパン株式会社は、ドゥカティとランボルギーニというイタリアを代表する2大ブランドのコラボレーションにより誕生した限定生産モデル「パニガーレV4ランボルギーニ」を発表した。
同モデルは、ハイブリッド・スーパースポーツカー「レブエルト」に着想を得たコレクターズ・バイクとなる。鍛造ホイールや多彩なカーボンパーツ、チタンサイレンサーを搭載し、パニガーレ史上最高の軽さとパワーを誇るのが特徴だ。世界630台+63台限定のシリアルナンバー付きで、美と性能を極めたリミテッド・エディションとなっている。
ドゥカティとランボルギーニがパニガーレV4ランボルギーニを発表: 究極のスポーツ性、美しいスタイル、エクスクルーシブなキャラクターを 体現したパートナーシップの第3弾

- ランボルギーニ・レブエルトにヒントを得たコレクターズ・バイク、チェントロスティーレ・ドゥカティとチェントロスティーレ・ランボルギーニのクリエイティブな共同作業から誕生したシリアルナンバー付きリミテッド・エディション、630台+63台の限定生産
- ランボルギーニとのコラボレーションからインスピレーションを得たユニークな装備の数々:専用の鍛造ホイール、テールピース、ウィング、ボディワークに使用されている数多くのカーボンファイバー製コンポーネント
- チタニウム製エグゾーストとカーボンファイバー製コンポーネントにより、パニガーレV4ランボルギーニは、パニガーレ・ファミリー中もっとも軽量かつもっともパワフルなモデル
ドゥカティ・パニガーレV4ランボルギーニ・スペチアーレ・クリエンティ:ランボルギーニのお客様専用に提供される、わずか63台限定のシリアルナンバー付きリミテッド・エディション、お客様が所有するランボルギーニ・スーパーカーと同じカラーリングをバイクに適用することが可能
2025年4月9日 ミラノ/ボルゴパニガーレ/サンタアガタ・ボロネーゼ(イタリア) – イタリアを象徴する2つのブランド、ドゥカティとランボルギーニのコラボレーションから誕生したモデル、ドゥカティ・パニガーレV4ランボルギーニが一般公開されました。このモーターサイクルは、イタリアで開催される世界最大規模のデザイン・フェスティバル、「ミラノ・デザインウィーク2025」の初日に、会場となったテアトロ・アルシオーネにおいて、「The Art of Unexpected」と題されたプレゼンテーション・イベントで発表されました。

ドゥカティとランボルギーニのコラボレーション
洗練されたテクノロジー、スポーツ性、エクスクルーシブなキャラクターという同じ価値観を共有し、イタリアを象徴する2つの企業、ドゥカティとランボルギーニのパートナーシップの第3章の幕が開きました。メイド・イン・イタリーの卓越性を体現するこの2つのグローバル・ブランドは、ともにイタリア自動車産業の発祥地であるモーターバレー(エミリア・ロマーニャ州)に拠点を置き、情熱、斬新なアイデア、専門知識を融合することで、今回発表されたドゥカティ・パニガーレV4ランボルギーニをはじめとする芸術作品を生み出してきました。このモデルは、ドゥカティ・ディアベル1260ランボルギーニ、ドゥカティ・ストリートファイターV4ランボルギーニに続く第3弾のコラボレーション・モデルで、卓越したテクノロジー、パフォーマンス、美しさを融合し、すべてのモーターサイクル・ファンを魅了します。
新たなエピソードでは、ドゥカティおよびランボルギーニのモデル・ラインナップにおいて、もっとも高性能かつもっとも洗練されたモデルが主役として登場します。そのモデルとは、最新世代のドゥカティ・スーパーバイク、パニガーレV4 Sと、スーパースポーツ・カー・セグメントに新たな旋風を巻き起こしたランボルギーニ・レブエルトです。パニガーレV4 Sとランボルギーニ・レブエルトは、ともに究極のスポーツ・パフォーマンスを表現したモデルで、一切の妥協を排したテクノロジーと設計手法を採用し、極めて洗練されたハイパフォーマンス・エンジン(ドゥカティ・デスモセディチ・ストラダーレとランボルギーニV12)を搭載しています。
「パニガーレV4ランボルギーニにより、イタリアのモーターバレーを象徴する2つのブランドのパートナーシップが新たな扉を開き、私たちが追求する価値観であるメイド・イン・イタリーの卓越性、スポーツ性、パフォーマンス、そして際立ったデザインを再確認すると同時に、さらに強化しています」と、ドゥカティ最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリは述べています。「私たちはランボルギーニ・レブエルトからインスピレーションを得て、両ブランドを代表する、もっともエクスクルーシブなモデルを結びつけました。このモデルを選択した理由は、最高にエキサイティングなオンロード体験とともに、並外れた美しさを備えたユニークなコレクターズ・バイクをモーターサイクル・ファンの方々に提供したいという、私たちが一貫して追求してきた願望を実現するためです。」

今回発表されたパニガーレV4ランボルギーニがインスピレーションを得たモデルは、パフォーマンス、オンボード・テクノロジー、スリリングなドライビング体験において新たなベンチマークとなる、アウトモビリ・ランボルギーニ初のHPEV(High Performance Electrified Vehicle)ハイブリッド・スーパースポーツカー、レブエルトです。ステアリングを握ったときに体験できる絶対的なドライビング・プレジャーは、新しいV12エンジンのパワー、3つの高密度電気モーター、革新的なデュアルクラッチ横置きギアボックスを組み合わせたパワートレインによる、総出力1,015psのパワーによってもたらされます。レブエルトは、これまでにないパフォーマンスとスリリングなドライビング体験を提供します。また、カーボンファイバーやその他の超軽量素材を数多く使用することで、ランボルギーニ史上最高のパワーウェイト・レシオ、1.75kg/psを達成しています。これにより、わずか2.5秒で0~100km/hまで加速し、最高速度は350km/hを超える最高のパフォーマンスを発揮します。ミラノ・デザインウィークで主役を務めるレブエルトは、チェントロスティーレ・ランボルギーニ(ランボルギーニ・スタイルセンター)と、同社のカスタマイズ部門である「アド・ペルソナム」の緊密な共同作業によって誕生しました。
「ランボルギーニとドゥカティという、紛れもない2つのデザイン言語が出会うとき、私たちのブランドを際立たせているイタリアン・スピリッツや美しさといった価値観が完璧に表現されます」と、アウトモビリ・ランボルギーニ会長兼CEOのステファン・ヴィンケルマンは述べています。「このパートナーシップにより、ドゥカティは、パニガーレV4のデザイン面におけるディテールや特徴的な要素を残しながら、レブエルトが表現する究極のスポーツ性とエクスクルーシブなキャラクターを巧みに解釈して表現することに成功し、純粋なランボルギーニ・スタイルでパフォーマンス、エキサイトメント、類まれな個性を兼ね備えたユニークな芸術作品を作り上げました。」

ドゥカティ・パニガーレV4ランボルギーニ
パニガーレV4ランボルギーニのテクニカル・ベースは、新型パニガーレV4 Sです。このモーターサイクルは、エアロダイナミクスとデザインを高次元でバランスさせた統合アプローチ、極めて効率的なシャシー、ドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)やレースeCBSなど、最先端のエレクトロニクスを採用することにより、大きな進化を遂げています。
V4ランボルギーニのプロジェクトにおいて、チェントロスティーレ・ドゥカティ(ドゥカティ・スタイルセンター)は、ランボルギーニと協力し、レブエルトからヒントを得た独自のカラーリングと一連のユニークなディテールを設計し、630台限定のシリアルナンバー付きリミテッド・エディションを製作しました。アルミニウム製鍛造ホイールは、このバイクのために特別に設計されたもので、レブエルトと同じデザインを採用しています。その一方で、テールピースとウィングは、サンタアガタ・ボロネーゼを拠点とするランボルギーニ・スーパースポーツ・カーのスタイルを参照しながら、ドゥカティのデザイナーによって再設計されました。
パニガーレV4ランボルギーニは、カーボンファイバー素地を活かしたブラック基調のカラーリング、ヴェルデ・スキャンダル(イエロー)、グリージョ・テレストおよびグリージョ・アチェソ(グレー)と呼ばれるカラーによる各種ディテール、そしてレブエルトのインテリアからインスピレーションを得た専用シートによって、独自の存在感を演出しています。
さらに、ヒートシールド、ヒールガード、フロントおよびリア・フェンダーといったボディ・コンポーネントはすべて、ランボルギーニのスーパースポーツ・カーに採用されているのと同じ織り目を備えたカーボンファイバーを採用することにより、両ブランドのコラボレーションにおけるディテールへのこだわりを示しています。カーボンファイバー素地と塗装コンポーネントが交差するシンメトリー・ラインには、最高精度を誇るクラフトマンシップの証として、ランボルギーニを象徴するヘリンボーン・デザインが採用されています。
このバイクには、カーボンファイバー製エンドキャップ付きの型式認証済みアクラポヴィッチ製チタニウム・サイレンサーが装備されており、専用のエンジン・マッピングと組み合わせることで、218.5psの最高出力を発生します。数多くのカーボンファイバー製コンポーネントと軽量なサイレンサーの組み合わせにより、車両重量はパニガーレV4 Sよりも約2kg軽い185kgまで削減されています。これにより、パワーウェイト・レシオは1.15ps/kgから1.18ps/kgに向上しました。パニガーレV4ランボルギーニは、パニガーレ・ラインナップ中もっともパワフルで軽量なモデルです。
さらに、乾式クラッチ、アジャスタブル・フットレスト、ビレット・アルミニウム製ブレーキおよびクラッチ・レバー、同じくビレット・アルミニウム製ハンドルバー・カウンターウェイトも装備しています。また、パニガーレV4ランボルギーニでサーキットを走行したいライダーのために、ビレット・アルミニウム製レーシング燃料タンク・キャップ、ブレーキ・キャリパー・エアコンベア、カーボンファイバー製オープン・クラッチカバー、ナンバープレート・ホルダー取り外しキットが付属品として提供されます。
このモーターサイクルには、エンジンに名称(Desmosedici Stradale)が刻印されたプレートが装着され、ビレット・アルミニウム削り出しのトリプルクランプが装備され、キーオン時には、専用のメーターパネル・アニメーションにモデル名とシリアルナンバーが表示されます。シリアルナンバーは、イグニッション・キーに付属するアルミニウム製プレートにも刻印されています。
パニガーレV4ランボルギーニには、このモデルが本物であることを証明する真正証明書と専用のバイクカバーが付属しています。証明書とバイクカバーは、バイクのカラーリングに合わせて制作されたボックスに収められて納車されます。さらに、すべてのパニガーレV4ランボルギーニは、バイクのカラーリングを反映した専用のリア・スタンドを装着し、特別にカスタマイズされた木製コンテナに入れて出荷されます。

ランボルギーニ・レブエルト・アド・ペルソナム
ドゥカティ・パニガーレV4ランボルギーニは、ランボルギーニの革新的なスーパースポーツ・カーからインスピレーションを得ており、究極のスポーツ性とエクスクルーシブなキャラクターを共有しているだけでなく、ランボルギーニ・レブエルトを象徴するカラーリング、鍛造ホイール、ルーフ/エンジン・フード/スポイラーを含むカーボン ファイバー・コンポーネントをはじめとするスタイル・エレメントも共有しています。
ランボルギーニのカスタマイズ部門である「アド・ペルソナム」が手掛けたランボルギーニ・レブエルト・アド・ペルソナムは、グリージョ・テレスト(グレー)とネロ・ノクティス(ブラック)と呼ばれる2つのダークカラーをベースにして、ヴェルデ・スキャンダル(イエロー)によるコントラストを特徴としています。ヴェルデ・スキャンダルは、ブレーキ・キャリパーや、フロント・エンドからテール・エンドへと伸びるネロ・ノクティスのアクセントカラーとして使用されているだけでなく、数多くのコンポーネントのディテールにも採用されています。サイドビューを見ると、フロント21インチ、リア22インチのホイールに採用されている、アルタネロ・シャイニー・ブラック仕上げのホイールが目を惹きます。
さらに、「アド・ペルソナム」ならではのカスタマイズ・エレメントも数多く採用されています。その好例が、もっともエクスクルーシブなモデルの証として、サイドシルの下部、カーボンファイバー製リア・ウィングへと伸びるライン、「63」のロゴマークに採用されているヴェルデ・スキャンダルによるコントラスト・カラーです。
また、レブエルトのインテリアにも、エクステリアと同様、細部に至るこだわりと数多くのカスタマイズを見ることができます。
レブエルトのフルカーボン・インテリア・パッケージには、ユニカラー・レザーとコルサ・テックスの張り地、ヴェルデ・スキャンダルのコントラスト・ステッチとアクセントが採用されています。ヘッドレストに刺繍されたロゴ、コントラスト・ステッチが施されたフロアマットにも、同じ鮮やかな色合いが使用されています。「アド・ペルソナム」ならではの特徴としては、ネロ・アデと呼ばれるブラックのカスタマイズド・シート、ヴェルデ・スキャンダルによる「Y」モチーフを採用した張り地、グリージョ・オクタンスとヴェルデ・スキャンダルのカラーによる六角形の刺繍が含まれます。この組み合わせは、ルーフライニングやドアパネルにも反映され、さらに「63」のロゴの刺繍とレザー・ステアリングにも同じカラーが施されています。これらは、レブエルトのデザインを強化するエレメントであり、ドゥカティ・パニガーレV4ランボルギーニにも採用されています。さらに、インストルメント・パネルの側面には2つのカーボンファイバー・プレートが装着され、片方には「Ad Personam」のロゴが、もう一方には「Drive Ducati Beyond」というキャッチフレーズが配されています。
パニガーレV4ランボルギーニ・スペチアーレ・クリエンティ
パニガーレV4ランボルギーニは、限定生産される630台に加え、ランボルギーニのお客様専用にスペチアーレ・クリエンティと呼ばれる、さらに特別なシリーズも提供されます。スペチアーレ・クリエンティは、わずか63台のみが生産されます。選ばれた少数のお客様は、チェントロスティーレ・ドゥカティと直接連絡を取り合い、お客様が所有するランボルギーニのカラーリングをドゥカティ・パニガーレV4ランボルギーニ・スペチアーレ・クリエンティに反映させたり、チェントロスティーレ・ドゥカティが提案するカラーの組み合わせから選択したりすることができます。
これは、レブエルトのオーナーにとって非常に貴重な機会となります。このプロジェクトでは、お客様が所有するスーパースポーツ・カーのカスタマイズをバイクにまで拡張することができるため、お客様の好みを反映したあらゆるディテールを備えた真のカスタマイズド・モーターサイクルを製作することが可能になります。
さらに、スペチアーレ・クリエンティでは、トリプルクランプ側面のレーザー刻印をカスタマイズすることも可能で、リア・スタンドもお客様が選択したものと同じカラーで塗装されるため、各モデルが世界に1台しかないユニークな作品となります。
さらに、ドゥカティ・パニガーレV4ランボルギーニのオーナーは、このモデルと同じカラーリングを採用した限定版ヘルメット、ジャケット、レザー・ライディング・スーツを注文することが可能で、自分流のスタイルを完璧に表現することができます。さらに、スペチアーレ・クリエンティ・バージョンを購入したお客様は、モーターサイクルと同じカラーリングのライディング・スーツを製作することも可能です。
ドゥカティYouTubeチャンネルでは、ランボルギーニ・レブエルトとともに、ドゥカティ・パニガーレV4ランボルギーニのプロモーション・ビデオを視聴することができます。
https://www.youtube.com/c/ducati/videos

パニガーレV4ランボルギーニ
●630台限定のシリアルナンバー付きリミテッド・エディション
●カラー
- カーボンファイバー素地を活かしたカラーリング、ヴェルデ・スキャンダル、グリージョ・テレスト、グリージョ・アチェソ・トリコローレのディテール
●主な仕様
- デスモセディチ・ストラダーレ・エンジン、排気量1,103 cc
- 最高出力218.5 ps @ 13,500 rpm*
- 最大トルク:122.1 Nm @ 11,250 rpm*
- 装備重量(燃料を除く):185 kg
- パワーウェイト・レシオ1.18 ps/kg
- フロント・フレーム
- アルミニウム製燃料タンク、容量17リットル
- ドゥカティ・エレクトロニック・サスペンション(DES)3.0
- オーリンズ製NIX30加圧式フロント・フォーク、オーリンズ製Smart EC 3.0電子制御システム
- オーリンズ製TTX36リア・ショック・アブソーバー、オーリンズ製Smart EC 3.0電子制御システム
- オーリンズ製ステアリング・ダンパー、オーリンズ製Smart EC 3.0電子制御システム
- ランボルギーニ・レブエルトにヒントを得た専用テールピース
- ランボルギーニ・レブエルトにヒントを得た専用ウィング・デザイン
- ランボルギーニ・レブエルト・デザインの鍛造ホイール
- 専用シート
- レーシング・フロント・スクリーン
- 乾式クラッチ・キット
- モデル名およびシリアルナンバーが刻印されたビレット・アルミニウム削り出しトリプルクランプ
- キーオン時の専用メーターパネル・アニメーション
- シリアルナンバーが刻印されたアルミニウム製プレート付き専用イグニッション・キー
- ビレット・アルミニウム削り出しアジャスタブル・フットレスト
- カーボンファイバー製フェアリング、フロントおよびリア・フェンダー、チェーンガード、ヒールガード、フォークカバー、エグゾースト・プロテクター、オルタネーター・カバー、ナンバープレート・ホルダー、スプロケット・カバー、タンク・カバー、メーターパネル・マウント、ラジエーター・ダクト
- 専用木製コンテナ**
- バイクのカラーリングを反映した専用スタンド**
- 専用バイクカバー**
- 真正証明書**付属品が収納された専用ボックス**
- ビレット・アルミニウム削り出しレーシング燃料タンク・キャップ***
- カーボンファイバー製ブレーキ・キャリパー・エアコンベア***
- ナンバープレート・ホルダー取り外しキット***
- カーボンファイバー製オープン・クラッチカバー***
* ユーロ5+認証モデル、** 付属品、*** 付属品(公道走行不可)
リリース提供元:ドゥカティジャパン株式会社

