東京モーターサイクルショー2025の会場で、元気に新製品を紹介していたメーカーのひとつが<TERAMOTO(テラモト)>だ。国際A級レーシングライダー目線で開発された製品は、バイクのポテンシャルを引き出し、ライディングすることが楽しくなるアイテムばかり!
看板商品の「T-REV」を中心に「EZ+plus」や「EZ-SHIFTER」など、続々とリリース中。大人気モデル・Z900RS用の新製品もあるなど、これからも注目すべきブランドのひとつなのだ。
レースフィールドでの経験をフィードバックし、ストリートでよりバイクを楽しめるアイテムを開発!



在籍している2人の国際ライセンスライダーが、レースという極限の世界で経験したことを活かし、「より多くのライダーにライディングを楽しんでもらいたい」という想いで製品を開発しているTERAMOTO(テラモト)。さまざまな理由により、持っている性能を100%発揮することができない市販モデルに対して、大きな加工を施すことなくポテンシャルを発揮させられるカスタムパーツを提案。どれも体感できると評判のものばかりだ。
自身の経験を元に、多くのライダーに「バイクが楽しい」と思ってもらえるアイテムを数多く開発

代表の寺本さんは国際ライセンス所有のプロライダー。数々のレースを経験してきていて、バイクのメカニズムやライディングについてかなり詳しい。その経験を活かして開発されているカスタムパーツは、どれも確実に性能アップが実感できるもの。「とにかく多くの人にバイクに楽しく乗ってもらいたい。そのために製品開発しています!」と力説する。東京モーターサイクルショー2025でも、そのコンセプトに基づいた数々の性能アップ製品が展示してある。その中から今年の目玉アイテムを紹介してもらった。

難しい加工無しでカンタンに装着、ポテンシャルアップが体感できる!
適正なガソリン供給量を実現し、トルクアップ&振動軽減!
EZ+plus(イージープラス)


寺本代表が「イチオシ!」と紹介してくれたのが「EZ+plus」だ。これは純正の配線に割り込ませることで、ガソリンの噴出量を適正化させるアイテム。装着することで「低〜中回転域のトルクアップ」「振動の低減」などが体感できるという。
「現代のバイクは厳しい排ガス規制をクリアさせるためかなり薄い混合比率になっています。レースの世界で例えると耐久レース並みにガソリンが薄く、効率良く燃焼が行われないラインと言ってもいいくらい薄い。それを適正化することでエンジンが本来持っている低〜中回転域のポテンシャルを引き出すものです」と説明。トルクアップのみならず、適正な混合気による爆発はピストンの不自然な横ブレも抑制するので、振動も軽減されるという。昨年12月から販売を始めているが、実際に体感できると評判も上々。

現在はホンダやヤマハの原付二種をメインにラインナップ。今後ラインナップは拡大するとのことなので、HPをチェックしてもらいたい。
EZ+plus:定価3万9600円(税込)
対応車種
HONDA:ハンターカブ CT125【JA55】/スーパーカブC125【JA48】/モンキー125【JB02)/GROM TIC61/75)/スーパーカブC110【JA44】/クロスカプ CC110【JA45】/PCX 【JF56/JF81/JKO5-100】/PCX150【KF18/KF30】/ADV150 (KF38] /PCX160 (KF47-100)
YAMAHA:シグナス(16~19)
エンジン内部を減圧して、エンブレを軽減
T-REV(ティーレブ)

ブローバイラインに割り込ませるだけでエンジン内部を減圧させてフリクションロスを低減。レスポンスの向上/エンブレの低減/燃費向上などが実現するパーツ。空気密度を下げることで物体が軽く動くという現象を利用した特許製品だ。3枚のリードバルブ方式を採用。差し込み部分の変換によって、あらゆる4ストロークエンジンにも対応するという。メンテナンスも容易で、オーバーホールキットも用意されているので長期間使用することができる。

原付二種などに対応する「T-REV mini」も発売され、さらに適用モデルを増やしている。

T-REV :定価2万8600円(税込)から
T-REV mini:定価1万5400円(税込)から
対応車種:ほぼすべての4ストロークモデルに対応
クラッチを操作せず確実なシフトアップ/ダウンが可能に!
EZ-SHIFTERスイッチ(イージーシフタースイッチ)

純正のシフタースイッチを交換することでシフトのタッチを劇的に向上させるアイテム。車種ごとに内部のバネレートを設定し、ショートストローク化することで操作性を高めている。サーキットのみならず、ギヤチェンジの回数が多いストリートでも有効なアイテムだ。
EZ-SHIFTERスイッチ:定価4万700円(税込)から
対応車種
CBR600RR (21-)/CBR1000RR-R(20-)/CB1300SF/SB (21-)/YZF-R1/R1M(18-)/MT-09/SP (21-)/XSR900(22-)/XSR900GP(24-)/GSX-8S(23-)/GSX-8R(24-)/GSX-R1000(17-)/Hayabusa(21-) /Ninia ZX-10R/SE/RR(19-) など多数
ラインナップ増加中!
今回のショーで発表された新製品にも注目!
Z900RSのエンジンまわりをメカニカルにドレスアップ!
カスタムウォーターホース

クーラントのラインをアルマイトパーツとメッシュホースに変換。まるで80年代の空冷エンジンに使われているオイルクーラーのラインのようなルックスにする「カスタムウォーターホース」が発売間近だ。エンジンまわりをメカニカルに演出し、他人とは違うカスタムを目指す人に最適なキット。走行の振動でホースがブレてトラブルを起こさないよう固定も確実にされるのがポイントだ。
鈴鹿8耐の経験から生まれた、ホイールから外れにくいカラー
パフォーマンスカラー

ホイールを外したときに脱落しやすいカラーを、脱落しにくいように再設計。1秒を争う耐久レースでの経験から生み出されたアイテムだ。テーパーデザインを採用しているので、装着する歳にスムーズに取り付けできる。各車種別にラインナップされる予定で、価格は1万円〜を予定している。

