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大盛況のまま幕を閉じた第41回大阪モーターサイクルショー。
会場では多くのブースが出展しており、新商品の公開や、スタッフによる製品説明などが行われた。
そんな中、注目を集めていた製品が、エッチングファクトリー(冨士精密工業)のラジエター&オイルクーラーガードだ。
「フォトエッチング」と呼ばれる独自の技法で生み出された機能美あふれるパーツの特性について、同社スタッフに詳細を聞いた。


エッチングファクトリーの「フォトエッチング」技術とは
通常、コアガードのような板状のパーツはプレス加工やレーザー加工で形成する。
だが、それらの加工ではどうしても歪みが生じる上に、目を細かくするとちぎれてしまう。
対してフォトエッチングとは、薬品を用いて金属を溶かす技法だ。
数ミクロン単位と非常に細かい加工が可能な上、圧力をかけないため強く美しく仕上がる特長を持つ。他分野ではマザーボードのプリント基盤などに用いられる技法だ。
冨士精密工業は、バイクのみならず他分野においても高いフォトエッチング技術をもっており、2011年にエッチングファクトリーブランドを展開して以来、二輪分野でハイクオリティなラジエター&オイルクーラーガードを製造している。
【モーターサイクルショーのブーステーマ】

エンジンの冷却を担うラジエター&オイルクーラーを守るパーツの重要性をアピール。
1人でも多くのライダーが体感できるように、同社が参戦している鈴鹿8耐マシンや、コアガード類のサンプルを展示していた。
実はラジエターやオイルクーラーのコアは意外ともろく、前走者や自車が跳ね上げたタイヤカス、小石などがヒットすると簡単に変形してしまい、空気の通り道をふさいでしまう。すると当然ながら冷却効率は低下する。

対して右側はガードを取り付けて走行した場合。コアはまったくつぶれておらず、高い冷却効率を維持している
このコアのつぶれを防ぐパーツがラジエター&オイルクーラーガードだ。わずか0.8mmのステンレス板だがかなり頑強で、メッシュ状に肉抜きされているにもかかわらずほとんど変形しないという特性をもつ。
【ユーザーに訴求したいポイント】

エッチングファクトリーのガードの特長は2つ。
1つはメッシュの「粗密」を使い分けていることだ。
中央部分は細かく、端部分は粗くしている。これは飛来物が集中しやすいガード中央部分をより強固にし、そして冷却効率を高めるために端部分を荒くしているためだ。

2つめは六角形の穴。
四角形だと、1か所にのカドに力が加わりやすく、十分な強度を保てない。だからといってカドを増やすと穴同士の間隔が広がって冷却効率が落ちる。強さと冷却のバランスがもっともすぐれた形状が六角形なのだ。
また、懸念として風が通りにくくなる事実は(理論上ごくわずかに)あるが、ガードの分だけ表面積が増えるためにトータルで冷却効率が落ちることはないという。
【モーターサイクルショーでの注目商品】
主力商品はもちろんラジエター&オイルクーラーガードだ。そのラインナップは年々拡充されており、レースだけでなくストリートでも有効なパーツとして注目されている。
このほか、2024年から販売を開始しているLEDフェンダーレスキットも注目だ。
同社が得意とするステンレスの薄板加工技術を用いて、軽量かつ強固なカスタムパーツとして展開している。
商品①
強固なメッシュガードをぜひその手で確かめよう!
MT-09用 ラジエターガード
/YZF-R1用 ラジエター&オイルクーラーガードSET




新商品として、MT-09用(ストリート)とYZF-R1用(サーキット)のコアガードをピックアップ。
MT-09用はブラックとシルバーの2色展開で、ブラックが2万1,175円、シルバーが1万8,150円となる。YZF-R1用はラジエタ&オイルクーラーのセットで3万4,485円だ(いずれも税込価格)。
冷却効率の確保はもちろん、ドレスアップ効果も期待できる。オススメは新車状態の車両に取り付けることだが、もしコアが荒れてしまったあとに取り付けても美しい外観を構築できるメリットもある。
なお、このガードは0.8mmの薄板加工ながら驚くほど剛性が高い。
メッシュ板とは思えないほど曲がらない。つまり「強い」のだ。気になる人はイベント会場などでぜひ手に取ってその強さ。美しさを体感してみよう。
商品②
薄型で超軽量な理想のフェンダーレスキット登場
LEDフェンダーレスKIT



フェンダーレスキットは走行中の振動を受けてクラックが発生しやすいパーツ。
そのためアルミやチタンが用られることが一般的だが、強度を確保するため厚みを増す傾向にあり、1mm以下の薄さを実現することは至難の業だ。
対してエッチングファクトリーは強固な0.8mm厚のステンレスを用いることで強度を確保。さらに軽量化も実現することでカスタムパーツとしての魅力を高めている。
なお、灯火類の取り付けもシンプルで、ウインカーやナンバー灯のカプラーは純正ハーネスに合致したものを使用しているためカプラーオンで接続可能だ。
ラインナップはMT-09用(4万1,800円)/YZF-R7用(2万4,200円)/XSR900/GP用(4万4,000円)/Z900RS用(4万1,800円)となっている。

